「れいわ新選組」と「地方議員」

 参議院選挙が終わりました。私にとっては初めての国政選挙へのコミットでした。とはいえそこは「れいわ新選組」なので、手作り感溢れる選挙応援や街宣活動でしたので、一般の大政党がやっているようなきっちりした選挙戦ではなかったと思います。それでも、自治体選挙とは全く違うスケール感というか、途方もなさというか。手応えがあるようなないような・・・。でも街頭や広場で出会った様々な出来事は、とっても貴重で。それについてまた報告します!

さて、来年4月の地方統一選挙を睨み、れいわ新選組も「れいわ政治塾」をスタートさせるなど、呼びかけをはじめています。SNS周りではジワジワと感心が高まってきているのを感じます。私のところにも、hp経由で、あなたの考えを教えて欲しいと、こんなご質問をいただきました。

●れいわの推しは積極財政による人々の生活底上げの経世済民政策です。しかしそれは主に国政の場でこそ活かせるテーマの様に感じます。地方自治体の場から見て、れいわとしての魅力は何でしょうか?

●地方自治体の場で、れいわが他党とは一線を画す様な独自性を出せるとすればどの様な点だとお考えでしょうか?

来年に地方統一選があり、れいわ推しとしてどう考えたらよいのかと思っております。

「れいわ」と「地方議員」の関係を考える上で、非常に重要で革新的な質問です。そして、私の考えになるけれども、どこかでちゃんと発信していかなくては、とも思いましたので、メールの返信内容の一部を要約しまして、こちらにも掲載しておきます。

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「れいわ」の政策の柱である「積極財政」ですが、これは「誰ひとり取り残さない社会実現」を目的とする「手段」として「れいわ」が訴えていることだと私は理解しています。

そして人々のくらしと生活を守るのが自治体の役目であり、その最前線で政策をチェックし議決をするのが、私たち自治体議員の役目です。

その立場から、このところの政策や行政サービスを見ていると、いずれも財源がないために(国からの補助金が不十分なため)、解決されてない問題が山のようにあります。

例えば、

介護従事者の報酬の低さの問題。そのため事業所が求人をしても応募がなく事業所は廃業寸前に追い込まれていると聞きます。

これについて、国は介護従事者9000円の報酬上乗せを、緊急的な対応として補正予算で出しましたが、実態を把握していない穴だらけの支援策である、というのは自治体議員だからこそ、よくわかることです。(詳しくは端折りますが)

地域のそうした声を知る自治体議員からの報告や提言・要望を、れいわの政策や質問にまとめ上げ、れいわの国会議員に国会でどんどん質問してもらいたい、と思っています。(本来であれば、そうしたボトムアップで政策を作っていくのが、れいわ的でもあると思いますが、れいわの場合は、当事者が国会議員になっていたり、ブレーンにもいるので、これまではそうしたやり方でカバーできているのだろうと思っています)

人々の暮らしを守る、地域の商店を守るための「経世済民政策」は、自治体でこそ活きる政策である、と強く思います。

自治体議員から見た「れいわ」の魅力としては、人々のくらしを支える政策について、

「財源は積極財政だ」と言い切っている「れいわ」だからこそ、強く押し出せるということでしょうか。

長谷川ういこさんが、「政治塾では、れいわのグリーンニューディール政策などを、自治体の政策に、具体的に落としこんでいく」と語っていましたが、議会の一般質問や要望などでそういう政策提言をすることで、独自性を出すことができるとは思っています。

ただ、現実的には地方議会では会派が優先され、その会派の人数によって発言の機会や影響力というのも異なってきます。今の時点で、れいわが議会の中で単独会派で発言のあるポジションをとる、というのは現実的ではないと思われます。ですので、議会の中では同じ思いの市民派の議員さんや、野党議員さんと協力しながら、

「誰ひとり取り残さない」社会実現のために、要望や政策提言をしていく、というのが一つの方向性かと思っています。

私は、れいわの政策は、「消費税ゼロ」といった国政マターであっても、それが具体化される時は、市民のくらしに直結したものが多いので、国政よりもむしろ地方議会の場で花ひらく、そしてそれが多くの人の知るところになると、れいわの支持も上がっていくのではと期待もしているところです。

地方自治は民主主義の学校、とも言われているところですから、多くのれいわの支持者やサポーターたちが、選挙だけでなく、地域の問題にコミットして、れいわの地方議員と一緒に、まちづくりに参画していく、ということが出来たら、理想的と思っています。

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いかがでしょうか?

「ボトムアップで作る、誰一人取り残さない政治」へのチャレンジは、れいわしかできない、と確信しています。

2019年に党が立ち上がってから3年で8人の国会議員が誕生しています。その力は、全国のボランティアや支援者の方々によって生み出されてきたとも言えるでしょう。そういった草の根サポーターたちが、今度は地方議会にチャレンジしたり支えたり、また選挙を支えるだけでなく、その地域の自治にれいわの議員と共に参画していくチームのような形も作れたら! 

そんなことを考えると、今からワクワクしてきます! 

ご意見あれば、ぜひ、またお寄せください!

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