池袋2丁目にできたグループホーム:「niima(ニーマ)」の内覧会に行きました。

 旧区民ひろば池袋跡地の活用として、長らく計画のあった「障害者地域生活支援拠点」が、「niima(ニーマ)」としてついに完成したとの報告を受けまして、会派で内覧会に参加してきました。

 ここは重度知的障害者の受入れを含めたグループホームとなり、本区では初めての施設です。ここが作られた経緯については、昨年私が委員を務めた「区民厚生委員会」でも説明がなされ、当事者にとっても保護者にとっても、「安心して暮らす場所が欲しい」とずっと待ち望まれていた施設だと聞いておりました。

 当施設は、池袋駅西口と要町駅のちょうど真ん中にあるエリアの住宅地の中でも、落ち着いたトーンで溶け込むように存在していました。地下1階、地上3階の施設の内容は以下の通りです。

地下1階:「地域交流スペース/こもれび」は、地域社会に開かれたぬくもりのある空間で、人と人がつながれる場所
1階:「事務室、相談支援事業所/モア、多目的スペース/つつみ」は、障害のある子どもと大人の「私らしい暮らし」をお手伝いする場所
●2階・3階:「グループホーム(15名)ショートステイ(3名)」は、短期入所を含めたショートステイは、児童から重度の障害のある成人まで泊まることができる場所

 またこちらは、「社会福祉法人 東京都手をつなぐ育成会」が運営を行なっています。パンフレットによると(強度行動障害支援に関する専門研修を修了した相談支援専門員を配置しています)とのことです。

 これまで私が持っていた「施設」に対するイメージを、いい意味でうちこわすようなセンスが良くてあたたかみがあって、トイレや浴室にまできめ細かな配慮がされた、とても居心地の良い空間でした。

 名前にこめられた「2丁目の居間:ニーマ」のとおりに、近隣住居との距離も近いだけに、地域の居間のような空間として、上手に育っていって欲しいと願います。

*「ニーマ」:豊島区池袋2-24-17/電話:03-6384-4755