2023年、新しい年になりました。

2023年、新しい年になりました。あけましておめでとうございます。

年の初めに考えたことを書いておきます。

「新しい戦前になるのでは」とタモリさんが語った言葉が注目されていますが、

タモリさんでなくても、ああ、前の戦争が始まる前はこんなだったのかなあ、と思ってしまいます。

敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有や防衛費の増大を国会での審議を減ることなく、政権与党だけで相談をして、閣議決定で決めてしまうなんて、そしてそのための大増税が行われようとしていることなど、憲法からも逸脱しているし、一般の人々の暮らしが疲弊しきっているところに、あり得なさすぎる! と怒りしかありません。

対米従属がさらに強化されようとしている、その結果の軍拡であり私たちの生活の破壊です。

しかしこうしたことは、急に始まったことではない、と今振り返りながら痛感しています。

私は4年前、区議会議員選挙への立候補への打診を受けた時に、迷いながらも勇気を振り絞って出ようと決めた理由の一つに、ジェンダーギャップ指数の低いこの国においては「一人でも多くの女性が決定権のある場所に入るべきで、チャンスが回ってきたら断ってはならない」との立場を主張していたから。そしていざ自分に立候補の声がかかった時には、断る道理がなかったから、ということをこれまで言ってきていました。が、もう一つ大きな理由があります。

それは、当時から豊島区議会において、「集団的自衛権の行使容認についての意見書」「沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古施設促進を求める意見書」などなど、憲法の特に9条に関連する陳情や議員提出意見書が度々出されており、戦争につながるようなことには、地方議会の中であってもきちんとNOが言える人が議会に一人でも増えていかないと、これは大変なことになるのではないか、そうとても心配していたから、というのも正直あります。

(事実、そうした積み重ねがあって、今の政治状況になっているとも言えます)

私が議会に入ることで、そうした思いの代弁者になれる、ならなくてはならない、ということも、実際には考えて立候補の打診を受けた、とそれも一つの理由です。

4年前と今と、事態はより悪くなっているようにも思います。いわゆる「明文改憲」はしなくても、「解釈改憲」によって、本当に骨抜きにされてしまった。

私の思いは当時と何一つ変わっていませんが、今後はそうした意見をはっきり言える人がどれだけいるんだろうか・・・とも思います。

地方自治と国政とは違う、のはその通りなのですが、思想や思い、というのは誰しもあるわけで、特に「憲法」「安全保障」「軍拡」「原発」「統一協会などの政治と宗教の関係」ということについての、自分の考えについては、どこかで明らかにしていくことが必要ではないか、とも思っています。私自身は、2023年の私の政策などにも入れて、自分の立場を明確にしていきたいと思ってます。

今年は、色々な意味で厳しい年にもなりそうです。しかしながら、こんな時代の渦中に、自治体議員といえども私の政治家の一人としていま、議会にいるわけですから「平和をつくる」「戦争にならないために全力を尽くす」ことについて、私はどんなことがあっても貫き通す、ことを改めて誓った2023年の始まりです。