一大決心をしました!

 

 無所属市民派で活動をしてまいりましたが、この度「れいわ新選組所属」を決めました。

 その理由は、れいわ新選組が真に市民のための新しい政党だからです。市民を庶民、大衆、民衆と言い換えても良いかもしれません。れいわ新撰組が設立されたその背景には、業界団体も大きな組合組織もありません。山本太郎さんが一人で、支援者の市民とともに立ち上げた政党です。

 私はずっと日本にも市民のための新しい政党が生まれることを熱望していました。例えば、2014年ごろからヨーロッパでは、EUの緊縮財政により苦しんだ庶民の側から、積極財政を求める市民運動がおき、新たな政党が生まれていましたし、広場での討議を通して、政治を動かそうとする直接民主主義の運動も起き、それによってヨーロッパの政治地図が塗り替えられていくということも起きていました。これらの情報については、岸本聡子さんからコラムやインタビューで教えてもらったことが多くあります。スペイン・バルセロナのポデモスや、アダ・コラールらが率いるバルセロナ・コモンズなどのことを指しています。

 政府が通貨発行権を持つ日本は、EU諸国とは状況が違っているにもかかわらず、新自由主義的な考えが支配する日本の政財界によって、既得権益を握る側の「エリート」や投資家らは富を蓄えていく一方で、保育や介護など本当に暮らしに必要な方々の仕事、いわゆるエッセンシャルワーカーらの賃金は低く抑え込まれ、なかなか生活が立ち行かないといったおかしな状況がずっと続いています。

 この理不尽で不公平な所得配分を食い止めるべく立ち上がったのが、山本太郎さんでした。

 そして2019年4月、れいわ新選組が設立されました。

 私は、これはヨーロッパの市民政治、民衆のための政治の動きと連動していると感じました。

 山本太郎さんは、「広場での政治」も実践していきました。選挙の時も、そうでない時も、街頭で政策を伝え聴衆とやりとりをする、質疑応答をする。「山本太郎がわからない場合は聴衆の中のどなたか答えてくださいね」という。そうしたところで出た意見を、質問や政策に取り入れていく。これまでの政治家の街宣活動は、一方的に自分の話をするだけでしたが、そうではなく「民衆との質疑=対話」をその場で即興的にやっていくなど、これまでとは全く異なるスタイルを確立させていきました。まさに、新しい市民のための政党が日本にも登場した、と嬉しく思いました。

 ところで私が山本太郎さんと最初にお会いしたのは、3・11の直後です。まだ俳優をされていた頃です。当時私は、webマガジン「マガジン9」の編集を担っており、そこでインタビューをお願いしました。太郎さんが脱原発デモに参加した直後くらいだったと思います。国際NGOグリーンピースとのコラボ企画でした。

 「誰でも最初の一歩を踏み出すのは、勇気がいること。でもそこを飛び越えたら見えてくる真実がある」。そんなことを、インタビューで話してくれました。山本太郎さんは、そのことを今もなお、自らの行動を通してみんなに伝え続けているんだと思います。

 日本社会は経済政策の失敗によってデフレが25年も続き、ほんの一握りのお金持ちを優遇する間違った政策によって格差がますます開くことになりました。格差の大きな社会というのは、人の心を荒んだものにします。普通の人が真面目に働いても、貯金がたまらない、貧困から抜け出すことができない。本当に辛く苦しいことです。

 そこに加えて物価高と戦争まで起きてしまいました。今、人々の恐怖を煽って、敵基地攻撃論や核シェアリング、そして憲法改悪の道に誘導しようとする、政党、政治家の発言があります。ありえないこと、と思います。

 れいわ新選組は、こうした動きにははっきりとノーを突きつけています。

 生活クラブ連合会が参院選に向け各党に送付した政策提案・公開質問に対するれいわ新選組の回答を見ると、「5.ロシアによるウクライナへの軍事侵略への対応について」のところに次のように書いてあります。

 「ウクライナ戦争に乗じた火事場泥棒的9条改憲を許してはなりません。9条は日本社会に定着しており、改正の必要はありません。同時に9条という歯止めがあったおかげで日本は戦後、海外で武力行使せずに今日を迎えています。ウクライナ戦争において日本は紛争当事者の一方に肩入れするのではなく、中立的立場から平和外交のリーダーシップを発揮し、戦争の即時停止と早期終結を呼びかけるべきです。」

 戦争にならないために平和外交を尽くす、この当たり前のことを言う政治家、政党があまりにも少なくなってきていることに、私は心底恐ろしさを感じています。

 誰一人取り残さない、みんなで豊かになる政治を始めなければなりません。そのためには、民衆のための「新しい政治」を行う「れいわの旗」を、住民と一番近い存在である基礎自治体の地方議会においても、どんどん立てていかなければ、と思っています。

 みんな、勇気を持って最初の一歩、を共に踏み出しましょう。私も頑張ります!

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自治体議員からの応援メッセージは、これからも増えていくことだと思います。(是非、メッセージを送ってもいいよという自治体議員の方は、私のTwitter(@hisakotsukada9)へのダイレクトメッセージでもいいので、私にご一報ください)。実は、無所属市民派で活動している自治体議員の中には、山本太郎さんやれいわ新選組の政策に共感し、応援している尊敬すべき先輩議員が結構たくさんいらっしゃいます。それはやはり市民のための政治をやっていることの表れではないでしょうか?